店長の働き方改革 1/4

この2年で

サロンの経営者やオーナー様と

お話しさせて頂く機会が

かなり多くなりました。

その時によく頂く相談が

 

「人がどうすれば辞めないのか?」

 

「どう労働環境を変えればいいのか?」

 

「売り上げが上がらない人を
   どう育成すればいいのか?」

 

の3つです。

この3つをまとめると

「どうすれば経営者の想像するように
働いているスタッフが変わってくれるのか?」

という内容に集約されると思います。

では、

これを踏まえて

少し違う視点から

質問させてください。

「経営者がおっしゃっている
悩みがすべて解決すれば、
経営者の悩みは解決するのでしょうか?」

実は

この解決の先にあるナニカとして、

経営者の責任と問題が

より山積みになっていく流れになります。

なぜそのパターンになってしまうか?

説明できるか?できないか?で

3年後に迎える問題や課題の質が

変わってきます。

 

それについて1つ1つ紐解いて

ご説明させて頂きます。

まず最初に労働環境を

一般企業並みに出来たとします。

 

それにより次に予想される問題は

会社の利益や売上の減少です。

そこで次なる取り組みは

『売上が上がっていないスタイリストを

育成するカリキュラムを

どうすれば構築することが

出来るのか?』になります。

 

これも新しい仕組み(マネージメント)を

導入して解決できたとします。

そうすると

今度は

サロン中がバタバタしてしまい、

個人の能力を高める人材の育成や

新しい人材の獲得に取り組む

という流れやパターンになります。

そして最後に、

今の時代は人材獲得が難しいので

「どうすれば人が辞めないか?」

という問いにたどり着くと思います。

これも働きたくなる職場にすることで

誰も辞めなくなったとしましょう。

 

本当に

これで問題は解決したのでしょうか?

 

僕からすれば

どんどん問題は複雑に

なっているように

感じてしまいます。

そうするとやってくるのが

「どうやって新規集客をするのか?」

の問いです。

 

今度は

そのやり方をスタッフに

「考えろ!」と言ったり

「マーケティングを学べ」と言ったり

することになり、

育ったスタッフがまた辞めていく。

この悪循環の未来が見えていなければ、

経営者の悩みを解決することは

むしろ逆効果だと僕は思っています。

 

要は、

今から三年後のサロンを

どれだけ具体的に想像して、

そのビジョンが伝わるかが重要です。

では何に取り組めばいいのか?

次回はその内容を

お伝えさせて頂きます。

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