成り行きの未来 VS 見えない未来  3/4

 

 

最初に質問があります。

スタイリストの給与はどうやって

決めていますか?

 

 

僕が、知っているサロンの殆どが

スタイリストの個人指名売り上げをベースに

基本給とインセンティブが

反映される仕組みでした。

この仕組みは

スタイリストとアシスタントの

バランスがポイントで

アシスタントの数がスタイリストより

多くないと成立しません。

ですが、

近年の店舗展開している所では、

Jrスタイリストが面貸しに移り、

店販での短期収益アップなどで

アシスタントの早期離職が起こり、

結果、

スタイリストの数が多くなり、

このままの業界の流れでは、

色々と限界があると思っています。

 

その事が原因で起きてしまっているのが、

幹部社員の給与が上げれない

いうことです。

 

あるサロンでは、

店長の給与は10年前に比べると

約3分の2以下になっていると

耳にしました。

この問題を解決するための

新たな秘策が必要です。

 

その秘策とは、

指名売り上げではなく

チームインセンティブを決める

という仕組みです。

要は、指名売り上げを辞めると言う事です。

 

この仕組みを取り入れると

売上とは直接関係のない

普段のサロンワークでの段取りや

サービスや貢献、

もっと言えば、普段の挨拶の仕方や

1つ1つの気遣いまでもが

評価対象になります。

つまり完全実力主義になるということです。

 

 

ただ、この仕組みを導入するのには

いくつかの条件

乗り越えなければならない事があります。

 

1.スタッフの成長に投資している

 

2.スタッフの関係性が高く,貢献している

 

3.  働いている人全員(オーナー含む)が

平等になれる場(ミーティング)がある

 

という条件を満たすことができれば

当然ですが、スタッフの成長や満足度、

そして売上は爆発的に伸びます。

 

僕は顧問先で、

全員が平等な立場でプレゼンできる場を

提供させて頂き、

そこでスタッフ全員がプレゼンをし、

それを皆が評価して

チームインセンティブを決めます。

 

 

僕が

この仕組みを勧める理由としましては、

 

1.今期の利益をベースに計算するので

黒字分を来期の投資資源として考えられる

 

2.今まで数字に反映されなかった

雰囲気づくりや気遣いも評価されて

モチベーションが向上する

 

3.フラットな組織として

協力し合える関係性が作れ、

サロンで働くやり甲斐が生まれて、

それが結果として、伝染していく!

 

要は、

売り上げと離職の問題を

いっぺんに解決できる唯一の方法だと

考えています。

 

何故こんな事ができるのかと言うと、

スタッフも経営数字に興味を持つからです。

 

ただ、導入前に

必ず訪れてしまうリスクもあります。

 

その壁(リスク)を

残ったメンバーで

覚悟を持って

乗り越える事こそが、

本当の組織文化(チーム)を作り、

今の美容界の成り行きの未来から

逃れる唯一の方法だと

僕は、考えています。

 

要は、

美容師としての本質から目を背けない事!

 

この評価制度を始めたのは

僕も今年からなので、

正直、この先どうなるのかは

僕にもわかりません。

 

だけど、一緒にやりませんか?

 

個人的な事で、すいません。

話を元に戻します。

 

皆さんにも一度考えて頂きたいのは、

時代が大きく変わっている中で、

約2〜30年前から

当たり前のように導入している

評価制度(給与の仕組み)で

本当に、このままで良いのか?

と言うことです!

もし、

成り行きの未来を想像した時に

不安がよぎるなら、

是非ともご自身で

新たな仕組みを考えられる事が

僕の仕組みを導入すること以上に大切です。

同じ暗闇なら、

「暗いことが分かりきった未来」よりも

僕は

「可能性のある見えない未来」に

投資すること

お勧めしたいです。

次週で年内最後になります。

 

内容は、

来年もしくは

今後の『僕の世界観』についてです。

 

 

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