負のスパイラルは辞めたスタッフの穴埋めからはじまる 1/3

今、美容業界で

大きな問題になっているのが

スタイリストや店長が離職する際、

一緒に働いていたアシスタントまで

引き抜いて連れて行ってしまうことです。

実は、この問題の本当の恐怖

スタッフを連れて行ったことが

重要ではありません。

それに本当の恐怖は、

そこから半年から1年後にやってきます。

 

 

それは、スタッフの穴埋めです。

 

もう少しお伝えさせていただきますと、

退職者の穴埋めのために

移動してきたスタッフがもたらす

負のスパイラルです。

辞めたスタッフや店長の代わりに

移動させられたスタッフは

その移動を望んでいたのでしょうか?

 

僕が知る限り、そのほとんどはNOです。

なぜなら移動するスタッフは

上司から言われて

仕方なく移動してきたスタッフだからです。

負のスパイラルは

店長が離職したときから

徐々に始まっていきます。

上司の指示に従っただけなので、

仕方なく移動してきたスタッフや店長が

自分の人生をかけてまで

サロンや会社のために

働いてくれると本気で思えるでしょうか?

移動させられたスタッフは

「やらされてる」感が強くなり、

自分で責任を負わなくなります。

 

すると、

ある時に問題が起きると

「やらされてる」感が強い組織は、

犯人捜しが

上司の役割や仕事になってしまいます。

その役割の先には何もありません。

そして

半年以上経ってようやく気付くのです。

 

自分の役割ってなんなんだろうか?

この状態に、

移動したスタッフがなっていると

その方の上の上司や

幹部の方がする行動があります。

 

それは、説得です。

 

ここで2つの過酷な選択

迫られます。

 

それは、

自分の非を素直に認めて

スタッフに自分の不甲斐なさを謝罪する

 

もしくは、

周りから『あの人変わった』と感じるまで

自分と向き合い続ける

 

僕の尊敬する経営者の方々は

自ら

2つ両方を選択されます。

 

 

その方々の共通点は、

たとえ相手が

自分の子供ぐらいの年齢差があっても学び、

現状を真摯に受け止める器を

持っておられます。

僕が何を伝えたいかと言うと

本人の意思とは無関係に決めた

スタッフの移動が

最終的に取り返しが付かなくなる

と言うことです

もう一度お伝えさせてください。

 

実は、スタッフを連れて行ったことが

本当の恐怖ではありません。

人の気持ちに関わる決断には

こういった負のスパイラル

潜んでいることを

お忘れなく…

 

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