コーチングとティーチングの違い 3/4
なぜ僕がそこまでして「コーチング」を
美容界に取り入れようとするのか?

それは「人と自分は、全然違う」からです。

美容界には今までカリスマブームもあり、
あの人のようになりたい、
あの技術力を身に着ければ
お客様がいっぱいくる
というある種の正解がありましたが、
それは2010年頃に終わりを迎えました。

これまでのようなカリスマのイメージで
自分をブランディングしても、
時代の流れやスピードの速さに
ついていくのは難しいと思っています。

だからこそ「人と自分は、全然違う」を
理解することが、
カリスマブームから
これからの多様性やパーソナルという
時代の流れに乗るカギであり、
それを実践するのが「コーチング」です。

ちなみに「コーチング」の対極にあるのが
「ティーチング」になります。

僕の頭の中にある「ティーチング」の
イメージとしては
「ティーチング=カリスマ」であり、
いかに自分自身が
カリスマの様に近付けるが重要で、
そこに必要なのは、考えない事です。

僕は、
「コーチング=パーソナル」(多様性)と
捉えています。

僕は今まで約100以上のサロン経営者や
オーナーの方にお会いしてきました。

そのほとんどの方が
「今の時代は技術は当たり前、
次は人間力だ」とおっしゃっています。

そこで僕は
『その人間力はどうすれば
学べるんですか?』と
質問すると
あるオーナーの方は
「うちのサロンではこうやって・・・」と
教えてくださいました。

しかしそんな方でも
最後に
「・・・でも今度1人スタッフが
辞めてしまうんやけど・・・」と
おっしゃっていました。

このようなケースが
『まだまだいっぱいあるのではないか?』
と僕は考えています。

人間力が大事だと理解していて
人間力を学ぶ努力もしているのに
スタッフが辞めてしまう。

良かれと思ってしている事が
相手からしたら良い迷惑かも知れません。
まるで、『北風と太陽』の寓話のようです。

僕はこのズレや悩みを解消してくれるのが
コーチング(=太陽)だと思っています。

最後に、先ほどのオーナーや経営者の
言い方を少し変えてみます。
「今の時代は
ティーチング(技術)は当たり前、
次は、パーソナル(コーチング)だ」
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来週の記事では
コーチングと人間力の関係性について
お伝えさせて頂きます。